【2026年9月30日発表】ChatGPTが「仕事場」へ進化!Space・Pages・共同編集スライド登場|Microsoft 365 Copilot・Google Workspaceと料金徹底比較

OpenAIは2026年9月29〜30日、開発者向けイベント「DevDay 2026」で、チーム向け共有ワークスペース「ChatGPT Space」と、人とAIが一緒に編集する新しい文書「Pages」を発表した。
数週間以内には共同編集スライドも追加される予定だという。

この記事を読むと、ChatGPT Spaceで何ができるのか、対応プラン・価格はどうなっているか、そしてMicrosoft 365 CopilotやGoogle Workspaceと何が違うのかがわかる。
ChatGPT Space Pages 共同編集スライド 最新ニュース

① ChatGPT Spaceとは何か:Library終了・Pages中心の新しい作業の場

ChatGPT Spaceは、ChatGPTの画面に新しく追加された「Space」タブからアクセスする共有ワークスペースだ。これまでの「Library」を置き換える形で導入され、OpenAIは「チームがAIと一緒に仕事を終わらせるための新しい拠点」と説明している。なお、チャットやファイルを整理する「Projects」タブ自体は引き続き残る。

Space内で中心になるのが「Pages」という新しい文書の形式だ。見出し・段落・表などをブロック単位で組み立てられるシンプルな構成で、文章の執筆・リサーチ・チャートや画像の生成・チェックリストの整理・情報の可視化までを1つの画面でこなせる。既存のChatGPT会話をワンクリックでPage化でき、必要に応じてページ同士を関連づけて整理することもできるという。

▼ ChatGPT Spaceの基本情報
項目内容
発表日2026年9月29〜30日(DevDay 2026、サンフランシスコ)
中心機能Pages(人とAIが共編集する文書)
今後追加予定Collaborative Slides(共同編集スライド、数週間以内)
対応デバイスデスクトップアプリ・ウェブ(モバイルは閲覧・共有のみ)
置き換えられる機能Library(Projectsタブは継続)

※ Computerworld、Androidheadlinesの報道に基づく。

ChatGPT Spaceの3つの柱

② 会議の自動要約とSlack・Teams連携:録音は残さない設計

Spaceの目玉機能のひとつが、macOSデスクトップアプリ向けの会議自動要約だ。通話中の音声を自動で認識し、要約とアクション項目を生成してSpace内のPageに直接保存する。報道によれば音声データは会議メモ作成後に削除され、再生・アクセスはできなくなる一方、生成された要約とアクション項目はPageに残る設計になっている。

Business・Enterpriseユーザー向けには、SlackやMicrosoft Teamsのチャンネル内で「@ChatGPT」と呼びかけることで、スレッドの要約やプレゼン資料のたたき台を自動生成できる機能も用意された。これまでの「ChatGPTを別タブで開いて聞きに行く」使い方から、普段使っているチャットの中で完結する使い方への移行を狙っているとみられる。

💡 ポイント:Pagesは「人が書く」と「AIが作る」の中間にある
Pagesでは、テキスト・チャート・画像・チェックリスト・コードブロック・埋め込みファイルを1つのキャンバス上で組み合わせられる。ページ内の特定の文章だけをAIに直させたり、コメントを特定の箇所に紐づけたりできる点は、Googleドキュメントのコメント機能や、Notionのブロック編集に近い発想といえる。

③ 料金・対応プラン:Pro/Business/Enterpriseが対象、価格は非公開

ChatGPT Spaceの対象プランはPro・Business・Enterpriseで、Plus(月20ドル)は対象外となっている。Computerworldの取材に対し、OpenAIは法人向けの詳細な価格設定について回答しなかったといい、Space単体の追加料金は本稿執筆時点で公表されておらず、利用には対象となるPro・Business・Enterpriseプランへの加入が必要になる。

プライバシー面では、社内ファイルを保護する「Private Intelligence system」という仕組みが用意されており、アップロードした資料がAIの学習データセットから除外されることが確認されているという。

▼ プラン別のChatGPT Space対応状況
プランSpace/Pages会議自動要約Slack/Teams連携
Plus(月20ドル)対象外対象外対象外
Pro(月200ドル)対応対応(macOS)記載なし
Business対応対応(macOS)対応
Enterprise対応対応(macOS)対応

※ Computerworld、Androidheadlinesの報道に基づく。価格・提供範囲は変更される可能性がある。

④ 共同編集スライドはまだ先:数週間以内に追加予定

OpenAIが同時に発表した「Collaborative Slides」は、本稿執筆時点ではまだ利用できない。報道によれば「数週間以内に展開予定」とされ、複数人での同時編集・コメント機能に加え、PowerPointやGoogle Slidesへの書き出しにも対応する計画だという。なお、OpenAI公式は共同編集スプレッドシートも今後追加予定としており、これらが揃うことでMicrosoft 365やGoogle Workspaceとの機能比較がさらにしやすくなりそうだ。

オフィスAI3社の最安プラン比較

※ 各社公式情報・報道をもとに作成。価格は変更される場合がある(2026年10月時点)。

⑤ Microsoft 365 Copilot・Google Workspaceとの比較:主戦場は「既存の仕事場」の奪い合い

Microsoft 365 Copilotは、Word・Excel・PowerPoint・Teamsといったすでに多くの企業が使っているアプリの中に組み込まれているのが強みだ。価格は年間契約で月30ドル(Copilotの追加分のみ)で、これとは別に対象のMicrosoft 365ライセンス自体を保有している必要がある。

Google Workspaceは2025年3月、GeminiをStandardプラン以上に標準搭載する形に料金体系を整理しており、現在はBusiness Standard(月14ドル〜、年契約)であればGeminiの主要機能を追加料金なしで利用できる。DocsやSheets、Slidesに最初から組み込まれている点が特徴だ。

対してChatGPT Spaceは、既存のオフィスアプリの中にAIを追加するというより、ChatGPTを中心にページ・ファイル・AI・チームの共同作業をまとめるアプローチを取っている。もっとも、Slack・Teamsとの連携やWord向けアドインなど、既存ツールとの接点も用意されており、乗り換えを一方的に迫る設計とまでは言えない。Computerworldは「Microsoft・Google・Notionはすでに確立されたワークフローに統合されているため、OpenAIは単なる機能追加ではなく、チーム全体の作業環境としての採用を求めている」と指摘しており、ここが大きな違いの一つだ。

▼ オフィスAI3社の比較
サービス提供元統合先最安プラン目安
ChatGPT SpaceOpenAI新規のSpace/Pages(既存アプリへの依存なし)Pro〜(価格非公開)
Microsoft 365 CopilotMicrosoftWord・Excel・PowerPoint・Teams月30ドル+M365ライセンス(年契約)
Google Workspace(Gemini)GoogleDocs・Sheets・Slides・GmailBusiness Standard 月14ドル〜(年契約)

※ Computerworld、ExplainX、eesel.aiの情報に基づく。各社の料金・提供条件は変更される場合がある。

この記事のまとめ

⑥ まとめ:ChatGPTは「答える道具」から「仕事場そのもの」を目指し始めた

今回のChatGPT Space発表は、ChatGPTが単発の質問に答えるチャットボットから、チームの資料・議事録・スライドが集まる「仕事場そのもの」へ領域を広げようとしていることを示している。会議の自動要約やSlack・Teams連携は、すでに多くの企業が使っているツールの隙間に入り込む形で設計されている点も特徴的だ。

ただし、Microsoft 365やGoogle Workspaceはすでに日常業務に組み込まれた実績を持っており、乗り換えのハードルは小さくない。共同編集スライドが実際にどこまで使えるか、そして法人向けの価格がいくらになるかが、ChatGPT Spaceが本当の競合になれるかどうかの分かれ目になりそうだ。

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参考リンク: ProPakistani / Computerworld / Androidheadlines / ExplainX(Microsoft 365 Copilot料金) / eesel.ai(Google Workspace料金)

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