2026年8月11日、Googleは公式ブログとピチャイCEOのX投稿で、Geminiアプリの月間アクティブユーザー(MAU)が10億人を突破したと発表した。同年7月22日の第2四半期決算発表時点でのMAUは9億5,000万人だったとされており、そこから約3週間で5,000万人増加し、10億人の大台に到達したことになる。
GoogleはGeminiを「会社史上もっとも成長が速い製品」と位置づけており、Search・Gmail・Android・YouTubeなどに続き、Google史上14番目に月間10億人規模へ到達した製品になったとしている。なお、今回の数値はGoogleが公表した数値であり、記事執筆時点で第三者機関による独立した検証結果は確認できない。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年8月11日 |
| 発表者 | サンダー・ピチャイCEO(X投稿・公式ブログ) |
| 月間アクティブユーザー | 10億人突破 |
| 直近の推移 | 2026年7月22日時点で9億5,000万人 → 8月11日に10億人 |
| 位置づけ | Google史上14番目の10億人サービス |
| 成長速度 | Google28年の歴史で最速の成長ペース |
| 同時発表 | 新機能「Connected Apps」(8月12日) |
単なるユーザー数の伸びだけでなく、使われ方そのものが変化している点にもGoogleは言及している。
10億人突破の発表から翌日の8月12日、Googleは日常の様々なサービスをGeminiの会話の中から直接操作できるようにする新機能「Connected Apps」を発表した。ねらいは「お気に入りのサービスをオンにするだけで、予定づくり・コンテンツ作成・タスク処理をひとつの場所で完結できるようにする」ことだとしている。
| カテゴリ | 連携サービス |
|---|---|
| 仕事・制作 | Granola、Otter.ai、Wix |
| おでかけ・エンタメ | Fever、GetYourGuide、Localiza、OpenTable、Ticketmaster |
| 音楽 | iHeartRadio、Pandora |
| 暮らし・健康 | Angi、Thumbtack、Zocdoc |
※ 提供対象・地域・展開時期は今後変更される可能性があります。詳細はGoogle公式情報をご確認ください。
これらの連携は発表から数週間かけて順次展開される予定とされている。単体のチャットAIとしてだけでなく、外部サービスと接続した「実際に作業をこなすハブ」としての立ち位置を強めていく方針がうかがえる。
OpenAIも2026年8月6日、ChatGPTが10億人規模の利用者に達したと発表したばかりだ。OpenAI側の説明では、週間アクティブユーザーとしては7月時点ですでに10億人に到達していたとされる。同じ「10億人」という数字が並んだことで比較されがちだが、Geminiの数字は月間(MAU)、ChatGPTの数字は週間(WAU)を指しており、集計する期間の単位が異なる点に注意が必要になる。
| サービス | 提供元 | 公表されている規模 |
|---|---|---|
| Gemini App | 月間アクティブ10億人(8/11時点) | |
| ChatGPT | OpenAI | 週間アクティブ10億人規模(7月時点、8/6公表) |
| Claude | Anthropic | 消費者向け総ユーザー数は非公表(企業・政府導入が中心) |
※ 各社の集計方法・対象範囲は異なります。数値は各社公式発表時点のものです。
一般的に、週間アクティブユーザー数は月間アクティブユーザー数よりも少なくなりやすい。つまり同じ「10億人」でも、Geminiの月間10億人とChatGPTの週間10億人は同じ規模を意味するとは限らない。両社とも節目の数字を発表するタイミングを選んでいる面もあり、額面通りの比較には注意したい。
Googleは今回の発表で単なるユーザー数の大きさだけでなく、Connected Appsのような「日常のタスクをこなすハブ」への進化も同時に示した。ChatGPT・Claudeなど各社がユーザー基盤の拡大とエージェント機能の強化を同時に進める中、Geminiがどこまで生活に食い込んでいくか注目したい。
参考リンク(公式・主要メディア): Google公式ブログ / TechCrunch / 9to5Google